修理は難しい?クオーツ式時計の欠点とは

部品を長く残すメーカーは多くない

クオーツ時計は安価で買い求めやすいですが、その一方で機械式時計と比べると何十年も使い続けるのは難しいというデメリットもあります。機械式時計の場合、開発するためにはある程度の技術力が必要であり、基本的には古くからあるメーカーが多く手がけています。そのため、もし故障した場合でもメーカーに送って修理してもらうことが比較的容易なのです。
一方、クオーツ時計の場合、機械式時計と比べれば製造がずっと簡単なので新興メーカーでも容易に販売できます。ただ、そういったメーカーは時計を販売してから何十年も経営できるかどうかは不確定ですし、部品の管理費などを削減するため、老舗メーカーのようにいつまでも古い部品を残しておいて修理に対応するといったことはまず行っていません。そのため、修理に出そうとしても会社がなかったり、部品がないといった理由で出せないことが少なくないのです。

電池が腐食することでパーツが全滅してしまう

また、クオーツ時計の場合、電池を内蔵しているせいで、その電池が腐食して部品を駄目にしてしまうことがたまにあります。腐食した電池は液漏れを起こすので影響は広範囲にわたり、基本的には修理ではなく交換しないと駄目ということが多いでしょう。ただ、問題はメーカーが交換に応じることが可能なのかという点です。
クオーツ時計は機械式時計のように一つのブランドを長く売り続けるということはあまりなく、たとえば、一万個作ってそれを販売したら、再生産はしないという売り切りのシステムになっていることがほとんどです。したがって、同じ時計を使い続けたいので交換してほしいと頼んでも、在庫がないといわれて断られてしまう可能性は少なくありません。